ゲームをプレイしている方が昨今、多くなってきましたが、この手のテーマは数えられるほどしか未だに作られていません。
数々の大作やゲームのためのコンベンションができ、インディーズでも作ることが出来る時代であっても、ゲーム会社に焦点を当てたゲームはなかなかないのです。
しかし、このテーマは経営シミュレーションとして面白いと同時にゲーム会社の苦悩を理解することが出来ます。
いろんなゲームをインスパイアして完成されたこのゲームを今回はご紹介します。
目次
簡潔に作品説明
いろんなテーマ、ジャンルのゲーム開発やゲームハードの開発が出来る
オフィスのレンタルや移転、内装をレイアウトをしたり、他社の株式の取得出来る
他社製品のクラッキング解析や人材の引き抜きなどダークな部分もある
作品情報
作品タイトル | City Game Studio: a tycoon about game dev |
対応機種 | PC |
プラットフォーム | steam, gog.com, itch.io |
ジャンル | シミュレーション、ストラテジー |
発売元 | Binogure Studio |
開発先 | Binogure Studio |
発売日 | 2019年2月21日 |
CEROレーティング | DL販売のみのため、記載なし |
必要スペック
最低 | |
OS | Windows Vista, 7, 8, 8.1, 10 |
プロセッサー | Single Core |
メモリー | 2GB |
グラフィック | OpenGL 3.0 (1280×720) |
ストレンジ | 512MB |
推奨 | |
OS | Windows Vista, 7, 8, 8.1, 10 |
プロセッサー | Dual Core |
メモリー | 4GB |
グラフィック | OpenGL 3.0 (1600×900) |
ストレンジ | 512MB |
評価できるポイント
自分の作りたいジャンルやテーマのゲームが作れる
テーマによって流行やゲームジャンルによってターゲットにすべき年齢層が存在するが、ゲームを出すプラットフォームやゲームに搭載する機能、値段、課金や広告、サブスクなど細かい設定が可能となっています。
ゲームの雑誌や情報サイトの評価によって売り上げが左右されますが、無料のアップデートやDLCを後から出して売り上げを挽回することも出来ます。
また、Game of the year(GOTYとゲーム内で呼ばれている)を目指して万人に好まれる名作を目指してゲーム制作することも楽しみの1つでしょう。
ゲームハードやデジタルストアの製作も出来る
ソフトウェアであるゲーム自体の開発も出来ますが、ゲームハードやハードの付随するデジタルストアの開発も出来ます。
デジタルストアの開発はサーバーが必要ですが、実績やウィッシュリスト機能など自分が好きな機能を付け加えることができ、好みのデジタルストアが作成可能です。
またゲームハードは、製造コストの概念はあるものの、理想のゲームハードを実現させることが出来ます。
現実では出ない理想のゲームハードやデジタルストアを目指すことが可能です。
ダークな手段も存在する
新しいゲームジャンルの開拓や他社製品の解析などをするためにクラッキングすることが出来ます。
他社へのスパイを行うとまだ未開拓のジャンルを手に入れることができ、ゲームの解析を行うと他社製品のゲームを妨害することが出来ます。
時には、クラッキングというダークな手段を用いて、自社を優位にしていきましょう。
充実した不動産関連
スタジオを購入できることはもちろんですが、レンタルや既存のスタジオを購入、または新たに建物を建設することも可能です。
建設はスタジオだけでなく、ゲーム展示会のためのコンベンションセンターやスキルアップのための大学など開発関連の建設だけでなく、ファン獲得や能力開発のための施設建設が可能です。
スタジオ自体の内装も自動で装飾させることも可能ですが、自分自身で家具の配置を決めてよりよい環境へ昇華させることも出来ます。
新たにやり直しても以前に収集したゲームレポートを使用できる
新たな難易度に挑戦したいときや上手くいかずにやり直しする際に今までプレイしてきた知識を引き継がせることが可能です。
ゲームジャンルとテーマの相性やデザイン、開発、仕上げ、それぞれ作業量の配分を新たにやり直しする以前のデータをそのまま使用することも出来ます。
そのため、以前に最適な配分が出来たものを再び手探りで最適な作業配分を見つける必要はありません。
今まで出来ていたものを再びやり直すことは大変だと思いますので、この点を省ける機能が付いていることにより、煩わしく感じず、快適にプレイすることが出来ます。
気になるポイントや不満点
ゲームのテーマやゲームハードが複数選べない
ゲーム開発時に選べるテーマやゲームハードが複数のうちの1つしか選べないため、現実とは異なる感覚に陥ります。
現代で発売されているゲームは、1種類のテーマーの作品もありますが、複数のテーマが入っていることもあるので、私としては少し残念に思うところもあります。
しかし複合テーマが出来てしまうと難易度の調整が難しいので、致し方ないかなと思う節はあります。
一方、対応しているゲームハードは、複数同時発売はよくあることなので、この点は開発時から1種類に限定せずとも良かったのではないかと思いました。
但し、リリース後に移植という形で他のゲームハードで発売できるため、多少手間が掛かるが他のゲームハードから発売することが可能です。
個別にセーブが出来ない
シミュレーションゲームはやり直ししながらプレイさせる方もいるため、個別に名前つけてセーブが可能なゲームが多いですが、City Game Studio: a tycoon about game devでは、セーブは終了時に自動でセーブされるため、ロードしてミスする前に状態に戻すことが出来ません。
失敗してしまうと最初からやり直しになるため、難易度の選択には注意しましょう。
あとがき
いくつか不満点はありますが、それでも面白く作られていると思います。
改善してほしい場所などはMod対応しているため、ユーザー自身で解決することも可能です。
値段もsteamで1640円とお手頃価格となっているので、興味を持ったら買ってみるのが良いのではないでしょうか。