このゲームは、何もない自然な大地に一人、もしくは数人がたどり着き、そこから自分たちの村を興し開拓していくことがテーマとなっています。
村では平穏な日々とはいかず、様々な出来事が起こります。
村人の食糧確保が優先事項ですが、雹が降ってきたり、猛暑になり腐りやすくなったりと食糧を確保するだけでも大変ですが、賊からの襲撃があるため、頑丈な防壁や建物の建築にも時間が取られ、常に人手が足りない状況となっています。
娯楽品や装飾品、研究や農業などやるべき仕事は多岐にわたるため、村の生活を向上させつつ、襲撃への備えも必要になっており、優先順位を考えることが重要です。
そんなせわしない中世サバイバル村づくりゲームを紹介していきます。
目次
簡潔に作品説明
中世サバイバルコロニーシミュレーション
一筋縄ではいかない領地経営
賊からの襲撃や悪天候などの様々な要因に備えよう
作品情報
作品タイトル | Going Medieval |
対応機種 | PC |
プラットフォーム | steam, Epic Games Store, GOG.com |
ジャンル | RPG,シミュレーション,ストラテジー |
発売元 | The Irregular Corporation |
開発元 | Foxy Voxel |
発売日 | 2021年6月1日 |
IARC (国際年齢評価連合) | 記載なし |
必要スペック
最低 | |
OS | Windows 7 64bit |
プロセッサー | AMD FX 8300 Intel i5 3000 |
メモリー | 8GB |
グラフィック | Radeon RX 560 Geforce GTX 1050 |
ストレンジ | 1GB |
推奨 | |
OS | Windows 10 64bit |
プロセッサー | AMD Ryzen 5 Intel i5 8600 |
メモリー | 16GB |
グラフィック | Radeon RX 580 Geforce GTX 1080 |
ストレンジ | 2GB |
評価できるポイント
自由にコロニーを設計できる
自分自身が理想とする建物や農地を建築することが出来ます。
初年度は食糧確保や材料集めなど必要最低限な事しか出来ないかもしれませんが、時間が経過していくごとに住民が増えていくことでしょう。
住民が増えれば作業を分担することができ、理想のコロニーに近づけることができるでしょう。
食糧や衣服の生産、襲撃の備えなどコロニーを維持しつつ発展させるため時間がかかりますが、いずれは自分が思い描いた領地が完成する事でしょう。
一筋縄ではいかない領地経営
猛暑や雹などの悪天候による農作物への悪影響や賊による襲撃などの領地を脅かすイベントに備える必要があります。
保存食に加工や地下の貯蔵庫を作成し食糧の腐敗の遅延させたり、罠の設置や防衛しやすいように建物の作成や侵入経路の配置したりと備えることは多岐にわたります。
一方で保存しきれない食糧や飼育しきれない家畜、友好度次第では武器防具を他勢力と取引するために商隊を送ったり、領地に来た行商人や商隊を相手に取引したりと領地の発展に寄与するイベントや行動も起こります。
順当に行くだけでは手ごたえを感じずに飽きてしまいますが、ハプニングには頭を悩ませつつ、領地経営を楽しんでください。
プレイヤーの手腕が問われる
春夏秋冬それぞれ12日しかありませんが、その季節ごとにしか出来ないことがあるため、常に優先順位を考える必要があります。
食糧になる作物のほとんどは寒さに弱いため、春夏秋しか育てることができず、冬の間や作物が収穫できない初春まではまでは保存している食糧を消費していくことになります。
他の領地に商隊を送ることも可能ですが、商隊に持たせる食料も必要なため、貯えがない状態では送ることも出来ず、コロニーは住人が餓死していき、成り立たなくなることでしょう。
また、研究や料理、食肉加工などの専用の台を使っての作業は屋外だと効率が下がるため、建物に空きスペースがない場合は増築する必要があります。
建物の増築に伴い、防壁を改築したり、整地したり、新たな建物やフロアの建築が必要になってくるでしょう。
いつ襲撃されるか分からないため、外敵が侵入しやすくなる隙を与えずに上手く拡張する方法を考える必要があります。
住人の人間関係や機嫌、ステータス管理
住人一人一人に特性が付与されています。
スキルや人間関係、機嫌などにプラスに働くものやマイナスに働くものもあります。
特性は様々な行動や環境、仕事に影響がありますが、中でも機嫌に関する事には注意が必要です。
機嫌は一定以上の状態に保つ必要があり、機嫌の状態には、普通、不機嫌、幻滅、反抗、精神崩壊と5段階ありますが、反抗の状態になってしまうと勝手な行動を始めてしまい、指示に従わなくなります。
さらに精神崩壊の状態になると領地から立ち去ってしまう事があるので、一人一人の欲求に応えていきましょう。
空腹度合いや睡眠量などのデータをステータスで見ることができます。
これらの情報を基に快適な環境を提供出来るように心掛けましょう。
気になるポイント
人手不足
住民の増やし方は、伐採事故で倒れたところを保護する、または他の勢力から逃げ込んできた人を保護するなどの突発的に発生するイベントにより増やすしか方法はありません。
そのためコロニーでは常に人手が足らず生命維持に関わる仕事以外は、合間をみて振り分けることになります。
住居環境の改善や保管場所の拡張など緊急性が低いものは後回しにしがちになり、快適な環境を作るまでに時間がかかります。
防衛成功後に敵の死体を焼却や埋葬をしなければ住人の機嫌が悪くなってしまうため、その際にも人手が必要になります。
ありとあらゆるものに人が必要ですが、ランダムにしか増やすことができないのが悩みの種です。
現在も早期アクセス
2021年6月1日に発売したため発売から2年以上経過しましたが、未だにゲームとして完成を迎えていません。
アップデートごとにプレイする楽しみもあると思いますが、アップデート前にセーブしたデータは使用できなくなってしまうため、最初からやり直しになります。
何度もプレイしているうちに満足してしまい、結局完成する前の状態以降はプレイしないという事も考えられます。
内容としてはどんどん充実したものになってきてますが、完成するまで未プレイのまま放置しとくのも手かもしれません。
あとがき
たくさんのレビューがついており売れたゲームかと思いますが、ある程度アップデートされた後にプレイされる方が少なくて残念に思います。
ゲームシステムの根幹が変わるわけではないため仕方ありませんが、今までとは異なる手段や選択肢が出来ているため、やり直してみるとまた違った面白さが楽しめます。
まだ未プレイの方は、見下ろし方の中世サバイバルに嫌悪感がない方は買ってプレイしてみると楽しめること間違いなしだと思いますので、ぜひ買ってみてはいかがでしょうか。