皆さんは剣戟アクションゲームというとどんなゲームを思い浮かべますか?
剣、刀、槍などの近接武器を用いて物語を進めていくゲームが大半かなと思います。
しかし、今回紹介するゲームは近接武器を使用して大人数で戦闘ができるゲームです。
FPSやTPSというジャンルの中でも銃撃戦をテーマにした大人数の対人戦はたくさんあると思いますが、それを銃ではなく近接武器に置き換えてしまった形になっています。
現代の戦闘ではなく、中世の戦争をロールプレイできるゲームなのです!
中世の雰囲気や剣戟アクションが好きな方、銃撃戦以外をテーマにしたゲームを探している方にオススメの作品です。
良かった点、留意点などを紹介していきます。
目次
簡潔に作品説明
中世の戦争をロールプレイできる
バランスが良くて種類が豊富な武器
プレイヤー同士の助け合いや連携
作品情報
作品タイトル | Chivalry 2 |
対応機種 | PC,Xbox,PS5,PS4 |
プラットフォーム | Epic Games Store ,Xbox Games Store ,PlayStation Store , Steam |
ジャンル | FPS,TPS,アクション |
発売元 | Tripwire Interactive |
開発元 | Torn banner Studios |
発売日 | 2021年6月8日 (steamでは2022年6月12日に発売) |
CEROレーティング | Z:18歳以上のみ対象 |
PC版の必要スペック
最低 | |
OS | Windows 10 |
プロセッサー | Intel i3-4370 |
メモリ | 8GB |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 660 |
AMD Radeon HD 7870 | |
ストレージ | 20GB |
推奨 | |
OS | Windows 10 |
プロセッサー | Intel i7 6700 |
AMD Ryzen 5 3500x | |
メモリ | 16GB |
グラフィック | NVIDIA GTX 1070 |
AMD RX Vega-56 | |
ストレージ | 20GB |
評価できるポイント
臨場感のある戦闘
中世ヨーロッパの戦闘を彷彿とさせる大人数での剣戟アクション。
相手の攻撃や間合い、タイミングをズラすなど読みあいが緊張感があり、わくわくさせられます。
特に戦闘開始時は多人数同士のため、迫力があります。
局地によっては、複数人対複数人の戦いになりますので、味方と息を合わせることが必要となります。
美しいグラフィック
中世をイメージさせる壮観な建物や雄大な自然が描かれており、その景色が没入感を高めています。
美しい風景の中で戦いが始まるその光景が、非日常性を高めていると考えます。
思わず立ち止まって撮影してしまうほどの綺麗さです。
武器の種類が豊富
近接武器や遠距離武器などの攻撃能力のある武器は、38種類選べます。
それ以外にもバリケード、スパイクの罠、クマの罠などの設置型のオブジェや遠近両方の攻撃を防げる盾もあります。
特徴のある武器やクラスを選択して自分に合った戦い方をすることが可能です。
親切なチュートリアル
このチュートリアルに戦うためのテクニックが詰まっています。
基本的な操作はもちろん、特殊攻撃や複数人に対しての戦い方が学べます。
この訓練を完璧にマスター出来れば、プレイヤー相手でも十分に戦うことができます。
このチャートリアルを軽視し、早く戦場に出たプレイヤーは再びここに戻ってくることになるでしょう。
味方との協力
体力がなくなってもダウン状態で生きてることがあります。
そんな時に仲間が助けてくれたり、助けてあげたり、そんな持ちつ持たれつな場面があります。
また、カタパルトで投石する際に、石を運んで設置してあげることも協力プレイの一環です。
殺伐とした空間ですが、時には人の温かみに触れることも、このゲームを楽しむ醍醐味の一つです。
賞賛や許す機能
相手からキルを取ると賞賛されたり、自分がキルを取られた時には賞賛したり、他のFPSやTPSでは付いていない機能があります。
相手の攻撃テクニックが上手だった時に使用することが基本的な使い方ですが、自分が賞賛を受けると穏やかな気持ちや嬉しい気持ちになります。
味方に対してキルを行うチームキルという行為をした場合、賞賛の使い方と同様に許す事が出来ます。
わざとではなく武器の特性上、攻撃が当たってしまったり、油の鍋と呼ばれる火を投げ込み味方を巻き込んでしまったり、過失であっても罪悪感が湧いてしまいますが、許すという機能を使用されると救われた気分になります。
攻城兵器や防御兵器
ステージ内のチーム目標に合わせて攻城兵器や防御兵器が用意されており、攻城戦を楽しむことができます。
兵器の運用によって戦況を変えることがあるため、適切な使用が求められます。
敵に当てたり、城門に当てたりして使用しますが、目標までの距離が空いているため、相手の行動を予測しながら攻撃することが必要です。
テクニックを習得するまでは難しく感じますが、コツを掴むとキルを量産できるため、病みつきになると思います。
複数のゲームモード
人が集まりやすいゲームモードは最大人数で攻防戦ができる64人プレイヤーの混合モードです。
このモードは攻城戦とチームデスマッチのステージが用意されています。
40人プレイヤーの混合モードでは、攻城戦とラストスタンディングと呼ばれる1度死んだら復活できないチームデスマッチが用意されており、フリーフォーオールでは、全員が敵で戦います。
他にも1対1の決闘や3対3の決闘、CPUと少数のプレイヤーが混ざっているビギナーモードも用意されています。
豊富なスキン
顔や髪型の変更をできることはよくあることですが、他にもヘルメットや防具、武器、紋章などの見た目を変更することができます。
派手な見た目や個性的な見た目にすると戦場でも目立つことができます。
こだわりのある方は、これだけで時間が掛かってしまうでしょう。
やる気のある開発
ゲームバランス調整のためにステージを見直したり、武器の調整が行われたり、細かい修正やアップデートがされています。
クリスマスの時には、期間限定のスキンやオブジェが用意されていました。
ロードマップによると馬の実装や他のスキンなども今後、追加される予定です。
気になるポイントや不満点
弓兵に手も足も出ない
盾を持っている兵科以外ではブロックと呼ばれるガードで矢を防ぐことができません。
攻城戦の時は攻撃側が優勢だと場所の移動があるため、弓兵に接近するチャンスがありますが、チームデスマッチだと狭いステージ内で安全圏から射撃ができるので、脅威になりがちです。
特に1対1の状況になりギリギリの戦いをしている最中に、矢でキルを取られてしまうと水を差された気分になります。
補給に時間が掛かる
補給場所で矢や包帯、投擲武器の再補給に待ち時間が必要な時があります。
補給する人が少なければ待ち時間はなく、複数人での同時に補給が可能ですが、補給場所に在庫がないと一定時間ごとに一人ずつしか再補給できないため、順番待ちとなります。
この仕様が原因で内輪揉めすることがあります。
日本人のプレイヤー人口が少ない
日本では知名度が低く、日本サーバーでゲームをしていても、ping値から推察すると外国人プレイヤーの方が多いと思います。
プレイする際には日本人プレイヤーが少なくても問題はありませんが、配信者が少なかったり、SNSで話題にしてくれる人が少ないと寂しさは感じます。
Q&A
質問が来たのでのせておきます。
Q:4人以上のフレンドと同じマッチ、同じチームになる方法ありますか?
A:個別で同じマッチに入った後に、チーム移動で同じチームになることができます。
あとがき
発売からもうすぐ1年になろうとしているため、これから大人気ゲームになることは難しいと思います。
(現在、250万本売れ、少なくとも64プレイヤーモードにおいて、夕食後のゴールデンタイムでは、日本サーバーで3つ以上マッチが行われています)
しかし、インディーズが開発し、多くのプレイヤーが必要とするゲームにも関わらず、戦いとしてのマッチングが成立している作品は少ないと思います。
すぐに飽きてしまったり、反対にずっとプレイしている人がいたり、人を選ぶ作品ですが、発売当初よりも安価に手に入るため、迷ってる方は購入しても良いと思います。
他のゲームと交互にプレイしたり、やりたいゲームがない間の繋ぎとして購入したり、そんな気軽なスタンスで購入してプレイしても、楽しいと思います。